2024年夏、佐渡金山の世界文化遺産登録が決まりましたね。おめでとうございます！
2023年の夏に行った、佐渡ヶ島旅行を振り返りたいと思います。
島系YouTuber 『けえ【島育ち】』さんがちびっ子に与える影響
息子、人生初の推し
きっかけは数年前、息子（当時５歳）が連日、朝から晩まで見ていたYouTubeチャンネルでした。けえ【島育ち】さん。
息子がいつからか、「さーどーがーしーま！」と連呼するようになり、天気予報で日本地図が出ればテレビに駆け寄って「佐渡ヶ島！」と指差し、Googleマップに音声入力で「佐渡ヶ島！」「加茂湖！」「矢島・経島！」「佐渡金山！」と。
５歳児にして、なかなかの地理知識を披露してくるほどハマったようなのです。
佐渡にまつわるもの、何でも好き
好きな数字は『310』（さど）、好きな飲み物は『佐渡海洋深層水』と『トキ牛乳』好きな食べものは『いごねり』
好きな乗り物は『たらい舟』
ついでに『310』がらみで『サイゼリア』『サーティワンアイスクリーム』も大好きに。
聖地巡礼したい息子
ある日、「ジェットフォイルに乗って佐渡ヶ島に行ってみたい」と言い出した息子。ジェットフォイルとは、佐渡ヶ島への高速船の名前です。知りませんでした。
親も、「こんなに詳しくなるぐらい好きなら、教育にもいいんじゃないかしら」と、夏の旅行先を佐渡ヶ島に決めたのでした。
人生初の推し活、応援したい親心です。
推しと同じ服を着たい
次に、「推しが動画で着ているTシャツを着て佐渡ヶ島に行きたい」、と息子。
けえ【島育ち】さんは新潟Tシャツ委員会という、ご当地Tシャツを作っている会社の『Ｉ♥佐渡』Tシャツを着ています。
母さん、旅行に備えて買い与えました。
息子、気に入りすぎてそれ以来、年間350日ぐらい着ています笑
ヘビロテがすぎる…
Tシャツの作りもしっかりしていて、毎日洗って乾燥して着てもへっちゃらです。
折に触れて新しいアイラブ佐渡Tシャツを買い与えてはや2年、もうすぐ4枚目になります笑
ちなみにその間、他の服を買っていないのでコスパは最高です。
ご本人もグッズを制作・販売されています。
そして佐渡汽船とのコラボTシャツも発売されています。
母、息子の推し活に影響される
推し活を応援するため、情報収集してるうちに私もだんだんハマってきました。知れば知るほど、彼は過疎化に悩む地元を盛り上げようと町おこしに奮闘する健気な若者なのです。頑張ってるー！
最近は自治体や観光協会とも取り組みが増えているみたいだし、そして何より、「全国のファミリー層の旅行先」としての佐渡ヶ島のプロモーションにちゃんと成功しているな、と。えらーい。
というわけで、息子の推し活を応援するつもりが、けえ【島育ち】さんを俄然、応援しています！
そんな親子が夏休みの佐渡ヶ島にはたくさんいました。
新潟・佐渡ヶ島 二泊三日、旅のコース
息子が佐渡ヶ島でやりたいことを実現するコース（関東から二泊三日）はこんな感じ。
１日目
- 新幹線で新潟駅に到着
- みなとのマルシェ ピアBandai
- 佐渡弁慶で回転寿司
- 新潟市水族館 マリンピア日本海
- コンフォートホテル新潟駅前
２日目
- ジェットフォイルに乗って佐渡ヶ島へ
- ニッポンレンタカーでレンタカーを借りる
- 回転寿司の『まるいし』でランチ
- 佐渡金山
- 北沢浮遊選鉱場跡
- 弁慶のはさみ岩
- あめやの桟橋
- 湖畔の宿 吉田家 ＜佐渡島＞に宿泊
３日目
- 小木港でたらい舟
- 矢島・経島
- カフェ『しまふうみ』でランチ
- トキの森公園
- ジェットフォイル→新幹線で帰宅
１日目。新潟駅周辺を散策
関東から、新幹線に乗って新潟駅へやってきました。わが家は基本的にゆとりを持った旅程を組むため、初日はゆっくりスタートです。
お昼ごろに新潟駅に到着、宿泊先のコンフォートホテル新潟駅前に荷物を預けて、ランチを食べに行きます。
みなとのマルシェ ピアBandai
新潟駅からタクシーに乗り、５分ちょっとで到着。新潟の名産品や新鮮な魚介類、野菜などが買えるほか、地元のお店が軒を連ねます。私たちのお目当ては佐渡ヶ島に本店がある、人気の回転寿司屋さん。
佐渡回転寿司 弁慶
本店はとても混むとの噂と、旅行１日目が平日だったこともあり、佐渡ヶ島に渡る前にピア万代店へ。それでも大人気で、30分くらいは待ったと思います。
お寿司はどれも新鮮で美味しい。
佐渡ヶ島の近海は鯛の種類が豊富です。聞いたことない鯛がたくさん。
佐渡ヶ島ゆかりの食べもの
推し活息子のお目当ては「いごねり」。メニューには載っていませんが、注文すると出してくれます。コレ↓
佐渡弁慶はお皿が佐渡ヶ島モノグラムなところも息子ポイント高し。
いごねりとは
日本海でとれる海藻の一種、『いご草』を使ってつくる佐渡を代表する郷土料理。乾燥させたいご草を煮てよく練り、薄くのばして冷やし固めたもの。しょうが醤油や酢味噌でいただく。
…ちなみに子供的には、そんなに美味しくはない（笑）大人向けです。
でも息子、「お、おいしいよ…」と言ってた…推しに気ぃつかってるーおもろい爆笑
いごねりのことを佐渡地方では「いご」、新潟地方では「えご」などと呼ぶらしい。ピアBandai（新潟市内）で売ってるいごねりの表示が「えご」！
佐渡海洋深層水
島に渡る前に佐渡海洋深層水に出会えて嬉しそうな推し活息子。この旅ではジュースを飲みたがることもなく、ひたすら佐渡海洋深層水を飲んでいました。
佐渡金山小判飴
小判型のべっこうあめ？だけど、『佐渡金山小判飴』と名がつけば欲しがる推し活息子。旅のおやつはコレ一択。
推し活応援母もつい買い与えてしまいます。
新潟水族館 マリンピア日本海
腹ごしらえと、旅のお供のお買いもののあとは、水族館にやってきました。いつでもどこでも、水族館は涼しくて最高。定番のイルカショーやペンギン、生き物タッチコーナーやお勉強コーナーもあり、楽しめました。
宿泊先はコンフォートホテル新潟駅前
駅近で便利なビジネスホテル。明るくて清潔な好印象でした。無料朝食の割に充実していて、季節のスムージーやワッフルなども楽しめました。
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翌日はいよいよ佐渡ヶ島に上陸です。
２日目。佐渡ヶ島に上陸
朝から新潟港の佐渡汽船乗り場へ。昨日行った、ピアBandaiのすぐ近くにあります。
佐渡ヶ島への行き方
ルートは２つあります。私たちは新潟港からのルートで。最新情報は佐渡汽船のホームページを見てくださいね。
新潟港から両津港
【ジェットフォイル】
所要時間 : 1時間7分
運航本数 : 1日5本
料金 : 大人6,950円 子供3,480円
【カーフェリー】
所要時間 : 2時間30分
運航本数 : 1日5本
料金 : 大人2,860円 子供1,430円 （２等席）
直江津港から小木港
【カーフェリー】
所要時間 : 2時間40分
運航本数 : 1日2本
料金 : 大人3,070円 子供1,540円（２等席）
なんとわかりやすいタイムイズマネー的値段設定！！我々、限られた時間を最大限有効活用するためにジェットフォイルを選択。
しかも推し活息子は最初からジェットフォイルに乗りたいんだった爆笑
ちなみに、未就学児は膝上なら小児運賃がかかりません。
ジェットフォイル乗船
新潟港から乗り込みます。ジェットフォイルは高速船で、最大時速は80キロを超えるのだとか。しかもその時、船首が浮いて走るらしい…！すご。
その速さゆえ、乗船中はずっと着席＆シートベルトで、飛行機の離着陸モードが1時間続く感じ。立ち歩くことは許されません。
…ということで、子供料金ケチったことを後悔しました…爆笑
この日は空も海もキレイで、窓から眺めていたらあっという間に到着。
推しの『けえ【島育ち】さん』のYouTube10万人記念、シルバークリエイターアワードの銀の盾が飾ってあります。アイラブ佐渡Tシャツを張り切って着てきた息子、感無量。
佐渡ヶ島には絶滅危惧種のトキがいます。公式ゆるキャラ『サドッキー』もトキ。
外に出ると佐渡の伝統踊り『佐渡おけさ』の像が出迎えてくれます。ここを通りがかるちびっ子、もれなく佐渡おけさを踊ります。
レンタカー事情
ニッポンレンタカーで借りました。営業所も大混雑。
ニュースでも取り上げられるほど、佐渡ヶ島のレンタカーは足りていないよう。新聞記事によると、島のレンタカー台数は2023年の繁忙期で555台。ジェットフォイル1便で約250名座れるので、そう考えると確かに足りなそうですね。
私が行った2023年夏の時点でも、「佐渡ヶ島旅行を計画したけどレンタカーが借りられずに断念した」という友人が二組ほどいました。旅計画の早い段階でレンタカーの予約をおすすめします。
車を借りられたところで、腹ごしらえにレッツゴー！
すしや まるいし
本店レンタカー屋さんから20分ほどのところにある、すしや まるいしでお昼ごはん。
『トロ✨』とか『のどぐろ✨』とか、豪華な高級ネタがある訳ではないのですが、海に囲まれた佐渡ヶ島は米どころ新潟県でもあり、米と魚の組み合わせであるお寿司が美味しくないわけがないですね。
ここでもいろんな種類の鯛をたくさん楽しめました。
あとは、お寿司以外にもそうめんとか、手作りデザートが回っていて、素朴な感じ。息子、そうめんにハマってました。
『まるいし』は観光客ばかりではなく、地元の方々で賑わっている印象。とても美味しかったです。
お腹もいっぱいになり、世界遺産『佐渡金山』へ向かいます！（続く）
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